事例検討会 |
Last Update 2019/05/06
■事例検討会とは?
LD、高機能自閉症などの言葉でその障害が定義されますが、障害を持った子供たちといってもその障害の特性、程度はひとりひとり異なります。また、「どうしたらよい支援ができるのか?」と親や教師が独りで悩んでいてもその子にとって良い支援ができるとは限りません。
その子ひとりひとりに応じた家庭・学校・社会の様々な場面における指導・支援の方法について、研究・教育・医療・親が一体となって個別指導計画の作成・結果評価を行っていく活動が事例検討会です。
その子に応じた「長期目標」と「短期目標と指導方法」を立案し、「計画立案」「評価」というステップで基本的に一つの事例について2回の検討会を行います。「評価」は「計画立案」に対し5〜6ヶ月後に行われます。
幸い、新潟には充実した活動を行える人材と素地が備わっています。「いなほの会」といえば事例検討会、というくらいに重要な活動の一つであり、月に1〜2回のペースで行っています。
- 担任と親が一緒に個別指導計画に取り組む
- 第1回の事例検討会では、事例の紹介、学校と家庭で困っていることや相談したいことに基づいて検討、初回の計画を立案していく
- 第2回の事例検討会では、評価、検討、計画の修正、立案を行う
- 事例検討会には賛助会員の先生方が参加する
- スーパーバイザーの先生からの助言がある
具体的な流れ
- 親と担任の話し合い
- 親が、実態把握、教師と親の願い、個別指導計画表の長期目標・短期目標までを整理する。いなほの会の担当者がサポート
- 1回目の事例検討会で、個別指導計画表の指導内容・方法・指導者の各項目についてと全体の内容を検討し、初回の計画を立案する
- 親と担任が話し合い、初回の計画をまとめる
- 家庭と学校で実施する
- 親と担任が話し合い、評価する
- 2回目の事例検討会での評価を踏まえて、計画の修正、立案をする
- 家庭と学校で実施する
※2021年度の活動につきましては活動計画をご覧ください。